寝る子は本当に育つ?睡眠と子どもの身長の気になる関係を解説
「寝る子は育つ」というのは昔からの言い伝えですが、実際に睡眠と子どもの身長には科学的な関連があるのでしょうか。
今回は、成長ホルモンの分泌メカニズムから睡眠の質の重要性、さらには「睡眠のゴールデンタイム」の真偽まで、子どもの健やかな成長を支える睡眠の役割について解説します。
本記事を最後まで読めば、
・子どもの身長は、何割が遺伝的要因?
・夜10時から深夜2時が成長のゴールデンタイムは本当か?
・徹夜で成長は止まる?
これらの疑問にお答えできるよう執筆しました。
「寝る子は育つ」って本当?昔からの言い伝えを科学する

ChatGPTで作画
研修医Aさん(以下Aさん): 先生、「寝る子は育つ」って、昔からよく言いますよね。これって本当なのでしょうか?
ほむほむ先生: ああ、よく耳にするテーマですね。では今回は、「睡眠って本当に子どもの身長に関係あるの?」という疑問について考えてみましょうか。
Aさん: はい、よろしくお願いします。お子さんの成長ってやっぱり気になりますよね。
ほむほむ先生: ええ。まず、睡眠中に分泌される成長ホルモン、GH(Growth Hormone)、これが成長に重要な役割を担っています。
Aさん: GH、成長ホルモンですね。
ほむほむ先生: ただ、大前提として、身長の約8割は遺伝で決まると考えられています[1]。
Aさん:8割が遺伝。大きいですね。
ほむほむ先生: 2割のうちの要素のうちの一つが睡眠ということですよね。まずはその点を抑えないといけませんよね。その上で睡眠がどう関わるのかというのを考えてみましょう。
Aさん: お願いします。
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- 身長が伸びる仕組みと成長ホルモン(GH)の役割
- 睡眠の「質」が鍵?深い眠りとGH分泌の関係
- 睡眠の「ゴールデンタイム」は存在するのか?
- 最新研究から見る睡眠と身長の関連性
- 身長を伸ばすために本当に大切な考え方
- まとめ
- 参考文献
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