今後の方向性に関して

私のニュースレターの今後について、私の考えや方針をお伝えいたします。
堀向健太 2024.08.31
読者限定

今回は、ニュースレターの今後について、私の考えや方針をお伝えいたします。
皆さんのご理解と応援をいただければ幸いです。

私は25年以上、前線の小児科医として働いています。
現在は、大学での外来診療や入院患者のケア、研究、後輩の指導、学会活動など、幅広い仕事をこなす傍らで、さまざまな医療情報発信を行っています。

私のニュースレターの特徴と意義

私は、新聞や看護師向けサイト、ブログ、SNSでの情報発信に加え、1年前からニュースレターを始めました。
現在6500人近くの方に登録いただいており、とてもありがたく思っています。

このニュースレターは、1記事あたり通常4000〜6000字程度の記事を書いており、他のプラットフォームと比べて、さらに詳しい内容を提供しております。

しかし、この詳細な情報提供を続けるのは、通常の仕事の合間を縫って行っているため、非常に大変になってきています。

医療情報発信の難しさ

最近、新聞での連載を中止することとしました。

紙面に掲載されていた連載が、webのみに変更になったからです。
新聞連載は、若い世代と高齢者の両方に情報を届け、世代間の壁を低くすることができるかもしれないと始めましたが、目標を定めにくくなったと感じたのです。
そしてなにより、乏しい時間をどのように割り振るのかにいつも迫られているなか、情報発信の取捨選択をせざるを得ない状況でもあるからです。

SNSによる情報発信も難しくなっています。

出典を示さずセンセーショナルな表現で発信する人が増え、冷静な議論が難しくなっているように感じています。現在のSNSの仕組みでは、そのような丁寧な情報発信は拡散されにくくなっていることも素地にあるでしょう。
センセーショナルな見出しや短い文章の方が注目を集めやすいのです。
本来、SNSにおける医学情報発信は、情報源へのリンクを貼るなど、出典を丁寧に示すことが重要です。しかし、そういった丁寧な情報発信が少なくなってきています。

このような状況の中で、どのように根拠がある有益な医療情報を届けていくか、それが今の大きな課題だと感じています。

そして、一般の方々に知ってほしい内容をより深く掘り下げ、最新情報を根拠を持って詳しく伝えることが重要だと考えています。
きっと、このニュースレターを読んでくださっている皆さんも、医療的に誤った対処や知識で子どもや自分の害を減らしたいと思っていらっしゃることでしょう。

情報発信と社会貢献

そこで、このニュースレターです。
毎回、4000字から6000字程度の長文で、さらには豊富な出典を付記して情報を発信しています。

これは一般的なネット記事では扱いにくい長さです。
なぜなら、長すぎる記事は読んでいただけないことが多いからです。

しかし、このニュースレターを積極的に読んでくださっている皆さんは、こうした深堀りした内容を十分に理解し、社会のキーパーソンになる可能性を秘めた方々だと考えています。
そして、このニュースレターの深堀り記事から、医療的に誤った対処をしないように進んでいき、周囲に伝えることができる方々でもありましょう

まさに、このニュースレターに参加いただきたい方々です。

さらに、もう一つの課題があります。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、1809文字あります。
  • 有料化により目指せるもの
  • 有料化の方法

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