「今年のインフルエンザは症状が異なる」ってホント?
最近、インフルエンザの患者数が増え始め、警報が発令されるようになりました。こうした流れの中で、「コロナ後のインフルエンザの症状が変わったのか」「コロナ後にインフルエンザが重症化しているのか」という疑問がでてきています。
特に、最近のニュースで、「今年のインフルエンザは、“発熱まで風邪のような症状が長い”傾向」と報道されていました[1]。
そこで、ニュース記事の情報を踏まえながら、最近の研究結果と考えてみましょう。
『ほむほむ先生の医学通信』ー あなたの子育てに、最先端の医学知識を。25年以上の臨床経験を持つ小児科医が贈る、子ども健康情報源。小児科学会やアレルギー学会の委員も務める筆者が、2000本以上の医療記事で培った説明力で、医学知識をわかりやすく解説します。毎月お届けする4〜8本のweb記事以上の詳細な記事により、最新の研究結果や日々の診療から得た知見を、あなたの元へ直接お届けします。サポートメンバーに登録すれば、全ての記事と過去のアーカイブに全てアクセス可能です。無料記事も定期的に配信しますので、ぜひご登録ください。※ この記事の続きは会員限定です。登録後すぐに全文をお読みいただけます。
この記事は無料で続きを読めます
- コロナ禍後、インフルエンザの症状は変わったのか?
- コロナパンデミック後のインフルエンザは重症化しやすい?
- 症状・重症化変化の背景にある要因とは?
- 予防の重要性が高まっている
- 風邪症状が長引いてから発熱があるという”症状の変化”に対するエビデンスは乏しい
- まとめ
- 参考文献
すでに登録された方はこちら