タミフルが薬局で買えるようになる?OTC(市販薬)化のメリットと落とし穴とは?

インフルエンザ治療薬「タミフル(一般名:オセルタミビル)」の市販薬(OTC)化を巡り、議論が進んでいます。厚生労働省では、スイッチOTC化に関する意見募集(パブリックコメント)が行われ、今後、評価検討の場で課題と対応策が議論される見通しです。
早期治療で症状を軽くできる可能性がある一方、問題点はないのでしょうか?
堀向健太 2026.01.04
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3日連続で記事を更新します。いや、こんなの本当はとっても厳しいです(汗)。が、この話題は大事なポイントをいくつか含んでいるために、「書いておくべきかもしれない」と思い筆を取りました。

***

寒い季節になると流行するインフルエンザ。今シーズンも流行が続いています。夜中に子どもが急に発熱し、「今すぐ薬が欲しいけれど、病院の予約が取れない!」と焦った経験がある親御さんも多いのではないでしょうか。もしタミフルが処方箋なしで入手できるようになれば、アクセスは大きく改善します。しかし、医師の診察なしで服用することにリスクはないのでしょうか。

研修医のA先生が、小児科専門医のほむほむ先生に、OTC(市販薬)化が抱える医学的な課題や、私たちが知っておくべき様々な利点と問題点について、現場の視点から率直に疑問をぶつけてみました。

本記事では、

・タミフルの早期服用にはどんなメリットがあるのか?
・自宅での検査と判断には、どのような限界があるのか?
・市販薬化が社会全体に与えるリスクと課題は何か?

これらの疑問にお答えできるように整理しました。

最後まで読むと、以下の内容が理解できます(ぼかしなしの資料は最下部に)。

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続きは、7594文字あります。
  • 議論の核心にある「48時間」とアクセスの課題
  • 早期投与がもたらす利点と医療負荷の軽減
  • 自己判断に潜む「誤診」と「副作用」の懸念
  • 薬剤耐性ウイルス:使い方が増えるほどリスクは上がる?
  • 「テスト・アンド・トリート」:自宅検査の精度と運用の落とし穴
  • まとめ
  • 参考文献

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