スナック菓子や加工肉は癌になる?メカニズムと対策を論文ベースで解説

最近、スナック菓子やインスタント食品などの超加工食品を多く摂取すると、体内の炎症が高まり、大腸がんのリスクが上がる可能性があるというニュース記事がありました。この記事に関して、さらに深堀りしてみました。
堀向健太 2024.12.30
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最近、超加工食品(スナック菓子、加工肉、インスタント食品など)と大腸がんの増加に関連があるのではないかというネットニュースを見かけました[1]。

2024年12月10日付の学術誌『Gut』に掲載された研究によると、こうした超加工食品を多く摂取することで体内の炎症が高まり、腫瘍(がん)の成長を助ける可能性があると報告されています[2]。

特に、この研究では「生理活性脂質(bioactive lipids)」と呼ばれる炎症を増大させる化合物の存在が重要視されていて、超加工食品が大腸がんのリスクを高めるメカニズムの一端なのではないかとされています[1]。

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