ヒカキンさんの罹った「好酸球性副鼻腔炎」とは?普通の副鼻腔炎の違いと対策を解説

2025年1月19日、人気YouTuberのヒカキンさんが、「好酸球性副鼻腔炎」に罹ったことを公表されました。好酸球性副鼻腔炎は、鼻の中で「好酸球」が増え、しつこい炎症を起こすため、再発を繰り返しやすい特徴があります。この好酸球性副鼻腔炎に関して、深堀りします。
堀向健太 2025.01.21
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2025年1月19日、人気YouTuberのヒカキンさんが自身のチャンネルで好酸球性副鼻腔炎と診断されたこと、そして手術を受けたことを公表し、注目を集めました[1]。

好酸球という免疫細胞が鼻や副鼻腔に過剰に集まると、しつこい炎症を起こすことがあり、これを好酸球性副鼻腔炎と呼びます。

推計では約300万人もいる慢性副鼻腔炎患者の中でも、再発を繰り返しやすく、治療が難しい病気とされています[2][3]。

そこで今回は、好酸球性副鼻腔炎の特徴や治療のポイントを分かりやすく解説します。

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