パウダータイプの日焼け止めは効果あるの?子どもにも使える?
今月9本目の記事です。3本の無料記事と6本のサポートメンバー向けの記事でバランスよく配信できてほっとしています。込み合う外来や学会の仕事に並行して進めている複数の英語論文も苦しみながら書いています。医療情報発信は、アカデミックな仕事を同時に行うことが大事と思っているので、こちらも粘り強くがんばります。そんななかで続けているニュースレター。とうとう登録者が1万人を突破しました。ゆっくりと、しかし着実に増えてきた2年間でした。ありがたいことです。引き続きよろしくお願いいたします。
ある日の午後、小児科の医局。研修医のA先生が、スマホを片手に何やら考え込んでいます。画面には、最近話題のジェルタイプやスプレータイプ、そして様々なパウダータイプの日焼け止めの情報が並んでいます。そこに、指導医である「ほむほむ先生」がコーヒーを片手にやってきました。
ほむほむ先生「A先生、熱心だね。最近のトレンドでも調べてるの?」
A先生「あ、ほむほむ先生。最近、日焼け止めの種類がすごく増えましたよね。特に、このパウダータイプ。雑誌やSNSでもよく見かけますし、先日も赤ちゃんを連れたお母さんから『手軽で良さそうだけど、実際どうなんですか?』って聞かれたんです。ベタつかないのは魅力的なんですけど、正直、効果や安全性について自信を持って答えられなくて…。」
ほむほむ先生「なるほど、それは大切な視点だね。せっかくだから一緒に考えてみようか。」
本記事を最後まで読めば、
・パウダータイプ日焼け止めの本当の効果は?
・吸い込んでしまっても本当に安全なの?
・結局、どういう使い方が一番賢いの?
これらの疑問にお答えできるよう執筆しました。
パウダータイプの日焼け止め、その魅力と知られざる課題

ChatGPTで作画
A先生「よろしくお願いします!パウダータイプの日焼け止めって、ベタつかないし魅力的ですよね。そして、じっとしていない子どもにさっと塗れるのは、親御さんにとっても本当に嬉しいポイントだと思うんです。」
ほむほむ先生「その通りだね。あの手軽さとさらっとした使い心地は、間違いなく大きなメリットだね。主成分の酸化亜鉛や酸化チタンも、ミネラル由来で肌に優しいとされているしね[1]。ただね、A先生。その『パウダー』という形状、つまり剤形(ざいけい)そのものに、効果と安全性の両面で少し注意が必要な点があるんだ。」
A先生「剤形、ですか?成分は安全なのに、形が問題になるなんて…考えたこともありませんでした。」
ほむほむ先生「そこが今回の話のキモになる部分だよ。まず効果の面から見ていこうか。」
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