赤ちゃんの食物アレルギー予防法とは?「早く食べ始める」以外の重要点をアレルギー専門医が解説
小児科の研修医として奮闘中の A 先生。最近、海外の学会から発表される食物アレルギー予防の新しい指針に目を通すたび、ある種の混乱を感じていました。
A 先生「うーん…最近は、離乳食に“アレルギーの原因になりやすい食品も早めに始めよう”が常識になったって聞くけど、社会実装をしたオーストラリアの研究では予防に効果なし…か…[1]。どうすればいいんだろう…」
たくさんの情報が、かえって彼を悩ませていました。その様子を見て、指導医の小児アレルギー専門のほむほむ先生が声をかけます。
ほむほむ先生「A 先生、良い点に気づいたね。先生がみた研究結果などから、オーストラリアの最新ガイドラインだとピーナッツや卵は『週2回』、アメリカの指針ではピーナッツは『週3回以上』が目安、イギリスは『ふだんの食事の一部として継続的に』って書くようになったんだ[2] [3]。世界中のガイドラインが細かい部分で違うから、混乱する気持ちもよく分かる。でもね、大切なのは表現の違いじゃなくて、その奥にある共通したメッセージなんだ。今日はその一番大事な部分を解き明かしていこうか。」
本記事を最後まで読めば、
・なぜ、食物アレルギーの発症予防に「早く食べ始める」だけでは失敗しやすいのか
・皮膚のケアがアレルギー予防に繋がる理由
・アレルギー予防の「頻度」と「期間」がなぜ重要なのか
これらの疑問にお答えできるよう執筆しました。
※本記事は、登録者1万人記念として公開時無料記事としておりましたが、予定通り 2025/8/13 23:30 次回の記事を完成させましたのでサポートメンバー限定記事に変更させていただきました。次回記事は8/15朝の配信予定です。同じように次々回記事までは無料記事となる予定です。引き続きよろしくお願いいたします。
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